お世話になります、コピーライターの佐藤秀治です。
今、ホットなキーワードのひとつに「AI」=人工知能があります。
昨日(2月14日)、一般社団法人 国際UAVビジネス支援協会 代表理事 石原潤一氏の講演を、(後半の一部だけでしたが)聴講する機会に恵まれまして、そこでも「AI革命」というワードが強調されていました。
人工知能と言われると、古い映画だと『2001年宇宙の旅』のスーパーコンピュータ「HAL」を
最近の映画では『プロメテウス』&『エイリアン:コヴェナント』のアンドロイド「デヴィット」を
連想する人も多いでしょう(「HAL」はともかく「デヴィット」を連想する人は少ないか?)。
↓下の写真は、昨年7月の第20回文化庁メディア芸術祭で、アート部門優秀賞を受賞していた『Alter』という作品。
人工知能と、人間らしさ。人工物と、生命。その間にある“何か”を感じさせる作品で、魅力的でした。
でも、じっと見てると、「不気味さ」を感じるんですよね。どうしても。
私たち自身に、似て非なる存在に感じるそこはかとない恐怖心というべきか。
「不気味の谷」で検索すると、いろんな説明が出てくるので、
その話なら知ってるよぉ! という方も多いでしょう。
でも、それとは別な恐怖がずーっと世の中に存在しているわけで……
高度な頭脳ゆえに人間と対立するようになったコンピュータ「HAL」が
描かれたのは、1968年のこと。
(映画は1968年4月6日アメリカ公開。
アーサー・C・クラークによる小説版は1968年6月に出版)
第二次産業革命の時に、人々が機械に職を奪われることを恐れ、
憎んだように、1948年に最初のノイマン型コンピュータが生まれ、
1950年代にIBMが大型コンピュータで躍進し、
ソ連が人類初の人工衛星「スプートニク」を打ち上げ、
人類が宇宙へと進出し始めた時代に、
『2001年宇宙の旅』は生まれたわけです。
そして、今。
当時など比較にならないぐらいテクノロジーが進み、
人工知能が深化したことで、「多くの仕事がなくなる」と
恐れられています。
しかし、AIがいかに進化しようと、人間の役割はなくなりません。
冒頭の石原潤一氏も、「AIはあくまでも、人を補助するもの」と話していました。
AI、ディープラーニング、テキストマイニングなどを活用して「人の意志決定をデータに基づいて分析・サポートする機械学習システム全般」に関する研究を行っている、明治大学 総合数理学部 ネットワークデザイン学科 専任准教授 博士 (工学) 櫻井 義尚 氏も次のように話しています。
「意思決定の主役は、あくまでも “人間” です。機械学習は、どこまで進化しても “人間をサポートするもの” でなければなりません。囲碁や将棋で AI がプロ棋士を破ったというニュースが目立つこともあって、『AI の方が優れているのか?』という議論になりがちですが、その一方では『人間と AI が協力した方が、より強くなる』という研究もあります。私は、人間と機械が協調することで、より良い社会が実現できると思います。」
日本マイクロソフト Customer Story:明治大学 より
そうなんですよね。
機械がいくら発達しても人間の仕事がなくならなかったように、
人工知能が発達したところで、人間の仕事がなくなるわけじゃない。
むしろ、より高度で繊細な頭脳労働こそ、人間に求められるようになるはずです。
“心”を伴った頭脳労働と言ってもいいかもしれません。
ここから先、世界はさらに変化していくでしょうし、
子どもたちが大人になる頃には、多くの職業が変化していると思います。
でも、そこで価値あるものとされるのは、「機械のような自己犠牲」ではなく
「人間らしく対話し、自らの頭で考え、決断し、より良い世界の一員となることを目指す」……そんな人物像であると信じています。
そもそも「聞く力・つかむ力・伝える力」というセミナーを始めようと
考えたのも、そうした想いからです。
明日は、第2部となる「本質をつかむ力」=考える力についてまとめた
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