先日、ニュースをスクラップした時は、まだ小池都知事の人気に疑いはなかったのですが、民進党と合流する流れになってから、新聞、TVニュース、ワイドショーそしてSNSなどで、さまざまな反応・意見が見受けられるように…。

というわけで、また少し、記事を拾っておきたいな、と。

朝日新聞デジタルは、希望の党に合流する民進党に厳しいですね。「生き恥」なんて言葉、そうそう使わないですよね…。

前原誠司代表が主導する希望の党との合流構想には、党職員も戸惑う。50代の男性職員は「どうなるのか不安だらけです」と言葉少な。別の男性職員は「野党で候補者の一本化は必要」としつつ、「希望の党には安保法制に賛成した議員もいる。政策的に一致するとは思えず、仮に政権奪取した後のプランも見えない。前原代表はどうするつもりなんだろう」と話した。

 都内の小選挙区から立候補予定の民進新顔は「正直、民進から公認をもらって出たいが、今のままでは無防備のまま戦場に出て行くようなもの」と話した。「生き恥をさらして『希望の党』の公認をもらうか、意地を張るのか。こんな状況になるとはまったく予想していなかった」
「生き恥さらして公認か、意地か」苦悩の民進候補予定者 朝日新聞デジタル 2017年9月28日12時00分

読み応えあったのは、東洋経済オンラインの ↓ の記事。小沢一郎氏も登場しています。

しがらみのない政治、そして大胆な改革を築いていく新しい政治。まさに日本をリセットするためにこの希望の党を立ちあげます」

9月27日午前に開かれた「希望の党」の設立記者会見。代表に就任した小池百合子東京都知事はこう宣言した。インナーとスカーフを自身のカラーであるグリーンで統一した小池知事の左右には、若狭勝衆議院議員と細野豪志元環境相がまるで女王様に傅くかのように座っている。

小池知事が意気揚々とした様子に見えたのには理由がある。その前夜、小池知事は前原誠司民進党代表と会談し、民進党が希望の党へと合流する方向で合意したためだ。

「日本最初の女性宰相」を目指すのか

その一報は、すぐさま永田町を駆け巡った。内容は次の2つに集約される。1つ目が「小池知事が知事を辞職し、衆議院選挙に出馬する」というもの。2つ目が「民進党は地方組織とこれまで貯め込んだ約140億円を“手土産”に、希望の党に吸収される」との説だ。

1つ目の「衆議院鞍替え説」は、かなり信憑性をもって流された。ある民進党関係者は「小沢一郎氏が小池知事に『今なら総理になれる』と国政への転出を説いたようだ。最近の小沢氏は小泉純一郎元首相とも近いので、2人で小池知事を説得したのではないか」と述べた。さらに「小池知事自身、この追い風は長く続かないと見ている。ならば一発勝負をかけて、日本初の女性宰相を目指そうというわけだ」と語っている。
「都知事辞任→初の女性首相」という仰天野望 1994年の「新進党」とソックリの流れに 東洋経済オンライン 安積 明子 : ジャーナリスト 2017年09月28日

YOMIURI ONLINEの記事でも、比較的穏やかに民進党の動きを伝える記事の中、印象に残りやすそうな場所(第二段落)に、小沢一郎の名を挟み込んでいます。

(前略) 民進党衆院議員は事実上、希望に合流することになる。自由党の小沢共同代表も希望に合流する見通しだ。(後略)
「民進、希望から出馬」…前原氏が役員会で説明 YOMIURI ONLINE 2017年09月28日 12時25分

一方、自民党も大勢は苦しそう。

毎日新聞が26、27両日に実施した全国世論調査では、安倍晋三首相が28日の臨時国会冒頭に衆院を解散する考えを表明したことを「評価しない」との回答が64%で、「評価する」の26%を大きく上回った。衆院選で議席が増えた方がよいと思うのは「野党」49%、「与党」34%だった。【吉永康朗】
(中略)
東京都の小池百合子知事は25日の記者会見で「大義なき解散」と批判しており、希望の党支持層では「評価しない」が79%に上った。無党派層も75%が評価していない。

<毎日新聞世論調査>安倍首相の冒頭解散「評価せず」64% Yahoo!ニュース(毎日新聞) 9/28(木) 7:00配信

しかし、民進党と自由党の合流後も、小池支持層はピッタリついていくのかどうか…。

さすがに、後光も薄れそうです。

こういう時には、↓ のような話も重要かな、と。

京都の小池百合子知事が27日、自身が代表を務める国政政党「希望の党」の結党の記者会見で「全国知事会のほとんどは霞が関出身で、中央集権を促進するような動き」などと発言したことを受け、三重県の鈴木英敬知事は同日の会見で、「霞が関出身でも、地方分権、地方創生に一生懸命頑張っている知事が大半。出自をもって後ろ向きだと言われるのは心外だ」と反発した。
小池氏の発言は「心外」、官僚出身の知事が反発 YOMIURI ONLINE 2017年09月28日 10時44分

でも、鈴木 三重県知事は冷静。

ただ、「感覚の鋭い小池知事なので、そういう空気を感じる部分もあったのだろう。謙虚に受け止めて、改善するべきはする」と、“大人の対応”をみせた。
(同記事)

というわけで、衆議院選挙は10月10日公示で、22日に投開票。

一体どんな結果になるのでしょうね。