5W1H を使った質問のテクニックについて書いた
昨日のエントリー
の最後に、こう記しました。

 “とある条件さえ満たすことができれば、
 (適切な質問を行うことは)非常に簡単
なんです”、と。

質問のテクニック自体は、非常にシンプルであることは
昨日書いた通りです。

詳しいことは、ワークショップでお伝えするとしても、
基本的には
 誰にでもできること
なんです。

ただし、条件があります。

それが、今日のテーマです。

その前に、大事なことを1つ。

それは、「話し上手は、聞き上手である」という
ことです。

「質問」は、相手へのプレゼント

もしも、照れ屋を自認するあなたが、
「社交慣れした話し上手」になりたい
と思うのであれば、一番シンプルで、効率的な方法が
「聞き上手になる」ということなんです。

ただし、誤解のないように!

「聞き上手」とは「人の話を黙って聞く人」ではありません。

本当の「聞き上手」とは
黙って話に耳を傾けるべき時には傾聴に徹して、
相手が「まだ話しきれていないことがある」と感じた時には
非常にうまく質問をして、“話を聞き出してくれる人”
ことを言います。

「聞き上手」は、コミュニケーションの潤滑油です。

ちゃんと自分の話を聞いてくれる人がいると、
誰だって、心地よく話が出来るようになります。

さらに、話を聞いた人が興味をもって、質問をしてくれると、
「知りたい!」と思ってくれたその期待に応えようとして、
質問への答えを考えます。

すると、自分でも「新しい発見」をすることがあります。
これまで意識していなかった事柄に「気づく」ことが
あるんです。

皆さんも、“ずーっと行き詰っていた仕事について
友達と話していたら、突然、新しいアイデアが
まとまった!” という経験があると思います。

頭の中で考えていることを、実際に言葉にすると、
今まで気づかなかった “何か” を発見することが
出来るんです。

だから、私は、仕事に煮詰まった夜中に、
独り言を口にしたりも、しますw

もちろん、誰もいない場所でw

頭の中にある「何か」を誰かに伝えるために言葉にする
ことには、大きな意味があります。

だから、非常に親切で、優しくて、上手な「質問」を
してくれる人がいると、自分一人では言葉にする必要性
さえ思いつかなかった事柄についてまで、話すことが
出来ます。

聞き上手な人と対話すると、非常に大きな成果を得る
ことが出来るんです。

それは単に、「気持ちよく話せて楽しかった!」と
いうだけでも十分な成果です。

だから、「聞き上手」な人が人の輪の中にいると、
そのグループでの対話は、非常に盛り上がります。

あなたが今、「人に話したいことが見つからない」と
いうのであれば、相手の話を上手に聞いてあげられる
人になれば、人との会話が盛り上がるようになります。

「正しい質問」は、相手へのプレゼントなんです。

なぜ、「質問」がプレゼントになるのか?

正しく言えば、「返礼」です。

なぜなら、あなたにいろんな話をしてくれた相手は、
“あなたが知らないこと” = 知識・経験・感情 などを
分け与えてくれたのです。

もう、先にプレゼントをもらっているのです。

だから、返礼の贈り物をするのは当然ですよね。

……と、ここまで読んだところで、昨日書かなかった
「条件」について、お分かりの方もいると思います。

それは、

相手への親愛の感情であり、
知的な好奇心であり、
相手の言葉を素直に受け止める姿勢です。

敵対する者同士で、プレゼント交換はしませんよね?

憎み合う同士で、心からの贈り物はしませんよね?

互いに心を開きながら、快く言葉を交わし合うこと、
素直に気持ちを交換し合うこと、
それが、あるべきコミュニケーションの姿です。

少なくとも、私はそう願っています。

それに、いろんな場所で、このことを実感してきました。

次回は、その辺りのこと = 少し個人的なことから、
「聞く力」について、もう少し掘り下げたいと思います。

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