皆様、こんにちは。

当社では、【対話は「聞く」が7割!『聞く力・質問する力』を伸ばすワークショップ】などを開催しているわけですが、やっぱり「聞く力」(あるいは「聴く力」)って重要なんだな、と再認識することがありました。

それが、TBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド 土曜日版』(2018年3月17日放送)の中の、脳の学校 代表にして、加藤プラチナクリニックの院長であり、脳内科医・医学博士・小児科専門医の加藤俊徳 氏が出演されたゲストコーナーのお話。
これが非常に面白くてですね、「自分のためにもメモしておかなければ!」と。(ほんの少しだけ引用させていただきながら、記事を書きますが、詳しくは「radiko.jp」のタイムフリー機能でお楽しみください!)

で、「脳内科医」という肩書を耳にするのも文字に起こすのも初めてなのですが、それもそのはず。加藤先生が、世界で初めて名乗った肩書でした。

脳内科医というのは、多分僕が世界で初めて命名していると思うんですけど、脳外科医って、脳の血管とか腫瘍とか取るじゃないですか。でも健康な脳の中身を診断して、どうやって強化したらいいのか、というのは医療には存在していなかったんですよ。それで僕は30年間かけてそうした技術を高めてきて、今、(脳内科医)と名乗っても間違いじゃないんじゃないかな、と。今まさに私自身が、“脳内科医”に世界で初めてなったということです。

 TBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド 土曜日版』(2018年3月17日放送回)より

健康な脳を強化する?
脳って、年齢と共に衰えちゃうんじゃないの?
……なんて思っていたら、↓

脳はいくつになっても、発達して成長していくんですね。

  TBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド 土曜日版』(2018年3月17日放送回)より

人間、死ぬまで使わずに終わるような領域がいっぱい残っているそうで、いくつになっても脳の中には未熟な部分、「つぼみ」の部分が残っていて、それが花を咲かせたがっているのだそうです。

だから、脳に刺激を与えましょう!
刺激を与えるには、ラジオがいいですよ!
…というお話。

そもそも、何で加藤先生が「聞く力」に目を向けたかというと、先生ご自身が「人の話を聞くことが苦手」で、そのことに「40歳を過ぎてから」気付いた!と仰るわけです。
だから、やっぱり、年齢に関係なく、脳は成長を続けるわけでして、私も襟を正さなくては!

どうも最近、忘れっぽいんですよねぇ…。

落語家は、「聞くことのスペシャリスト」!

さて、悠里さんが「話し上手は聞き上手と言いますが…」と話を振ると、それもまた、脳を診断することで、事実であると分かったというんです。

落語家の人たちが、どうして話が上手かというと、聞くことのスペシャリストなんですよね、やっぱり。脳を見ていて、そのことが分かったので、話し上手ほど、もっと聞き上手なんですね。
(中略)
人の話を聞けない人は、(左右の脳にある“聞くことに関する「脳の番地」のうち”)右脳の場所が、ちょっと働いていないことが多いですね。
(中略)
(人の話を聞いている最中に、自分の話すことばかり考えている人は)記憶力が少し弱めの人が多いですよね。

  TBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド 土曜日版』(2018年3月17日放送回)より

初めて知りましたが、そんなことになってるんですね、脳みその中は。
ラジオなどで聴いたことを、一時間経っても覚えていたら、それはすごく記憶力が強化されたということになるそうです。

…ということは、インタビュー取材の内容を結構長く覚えていなきゃいけない私の仕事は、やはり記憶力強化にいい!と。

それだけ、普通の人より有利な環境にあったのか! と思いつつ、それをちゃんと活かせているのかな?

繰り返しますが、最近忘れっぽいんですよねぇ。
どこで何を食べたかもすぐ忘れちゃうんで、iPhoneでバシバシ写真撮ってます。私が外食時に写真を撮っているのは、インスタ狙いではないです(笑)。

あなたは「耳で空気を読む」ことができるか、できないか?

さらには、大沢悠里さんがラジオで聴いたことをノートにつけて、数々のゲストから聞いた素敵な話に感心して、自分でも同じことを心がけてみようという声を届けてくれるリスナーや、悠里さん自身がゲストの話に感動したことに触れて話をすると、

そういう聴き方をしている人が、実は「耳で空気を読む力」が育ったり、できるんですね。
ですから、最近の新入社員とか若者で、電話番をしていても、電話の向こうの人が、困っているのか、怒っているのか、泣いているのか、「全然読めない」っていう人は多いですね。

  TBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド 土曜日版』(2018年3月17日放送回)より

という結構衝撃的なお話。
あー、そうなのか。先日も、某お店で、ロボットのような受け答えをされたのは、そういうこともあるのかな、と。

怒りっぽい人の8割は「聞く力」が衰えている!?

さらに悠里さんが、「スマホの使い過ぎ」が悪いのでは? と話を振ると…

目の使い過ぎは、実は聴覚…聞く力が実は抑制されるんですね。だから、視覚…見ることだけに注意すると、脳の中の、聞く力に関する(左右の脳の中にある)番地の部分が弱ってくるんですよ。なので、見ることをずーーーっと続けていると、音は聞こえていても、脳の中の言葉を解析するシステムが動かなくなるんですね。
なので、誰かに声をかけられても「うるっせーな、こら!」という気持ちが出やすいのは、それは(聞く脳が)衰えてるんですよね。
(中略)
怒りっぽい人は、大概は、10人に8人ぐらいは、脳の聞く力が衰えている人が多いんですね。

  TBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド 土曜日版』(2018年3月17日放送回)より

いやー、そうなのか!と。

そういう意味では、私は仕事をするたびに、脳みそを耕してきたんだな、と。ありがたい話です。

そしてまた、「何でラジオがいいのか?」ということに触れて、加藤先生は、「自分で(チャンネルや番組を)選択しに行っていることが大事」だと言います。

そうすると、音楽を聴くにしても、今流行りのストリーミング サービスで、自分の意思を介入させずにただただ「流れている音楽」を耳に入れているだけでは、脳は育たないのかなぁとか、いろいろ考えさせられます。自分で「これを聞きたい!」という意思を持った上で傾聴して、音楽に含まれたさまざまな情報を感じ取らなければ(読み取らなければ)、あまり意味がないだな、と。

それで思い出したのが、随分前の、女性社員(今はもういません)との会話。
彼女が「聴きたい」というバンドの音楽をBGMにしていた時に、「どういうところが好きなのか?」を質問したら、「普通に音楽が面白いだけで、音楽に励ましてもらおうと思ったことはない」という返答をもらいまして……。
その時はまったく理解できなかったんです。
「だったら、何で音楽聞いているのかな?」と。
けれどそれも、加藤先生が言うような脳の話に通じるのかも知れません。耳から入ってくる情報に、共感できなかったのかも知れません。

「耳で空気を読む力」って、このラジオで初めて耳にしましたけど、よく分かる気がします。
私の仕事って、これが最重要事項なんです。

耳から入る情報は、記憶に残りやすい⁉

で、先ほど↓

(人の話を聞いている最中に、自分の話すことばかり考えている人は)記憶力が少し弱めの人が多いですよね。

という話がありましたが、記憶力に関しては、「ラジオで聴いた話を、頭の中にとどめておかないと咀嚼できない」=「記憶力のトレーニングになる」んだそうでして、これもまったく、その通りなのかな、と。
ただ私の場合、最近は仕事以外のことはすぐ忘れちゃう……(苦笑)。これは加齢ゆえなのか、それとも仕事に脳内メモリを割き過ぎているからなのか……。

それでもやっぱり、耳から入る情報というのは、脳にとっても強い刺激なんだそうです。

実は、脳のメカニズムにしても、ラジオなど、耳から入る情報は、直接、海馬、記憶に関係する海馬を刺激できるんですね。視覚は、もう少し段階を踏んで(海馬を)刺激してしまうんですが、耳からの情報は直接海馬に届くので記憶に残りやすいんですね。

  TBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド 土曜日版』(2018年3月17日放送回)より

これなんかも、考えてみると、受験勉強中に聴いていた深夜ラジオの方が、今も明確に記憶に残っているといったことにつながるのかなぁ。
中学生の時、ラジオの深夜放送で DJが「すごい人がデビューしてきた!」ってノリで紹介した曲……久保田利伸の『流星のサドル』が、未だに焼き付いてますもん。

音楽の力は、強烈です。

後はやっぱり『ビートたけしのオールナイトニッポン』!!

まぁ、勉強しないで何やってんだ!って話かも知れませんが、「耳」と「脳」の関係を聞いたのは初めてだったので、面白いです。

だから、楽しい話、自分の考えや趣味嗜好とぴったり合致する話は、記憶に残りやすいんでしょう。

しかしですよ! 人の話をちゃんと受け止められるかどうかっていうことは、これはまた別問題!
先ほどの「耳で空気を読む」っていう能力が重要なんです。

「聞く姿勢」がなかったら、「聞く力」は伸びません!

正直に言います!
経験を重ねているプロのライターでも、「人の話を正確に聞けていない人」っていうのは、山ほどいます。これは、ライター/編集さんたちに仕事をお願いしていた電通ワンダーマン時代に、いろいろ経験しました。

もうねぇ、色んなタイプの人がいました。
インタビュー取材の現場で、横で話を聞きながら、「フォローしなきゃ」って焦りを感じるレベルの人もいました。
中には、社交上手でインタビュー現場は大いに盛り上がるのに、出来上がった原稿には、重要な話が一切書かれてないっていう珍しいケースもありました。

自分の考えとは異なる、「他人の考え」っていうのは、耳から頭に、中々うまく入ってこないものなんです。
どうしても、自分の考えに沿って、相手の話を切り取ってしまったり、すり替えてしまったり、矮小化してしまったり……。

人の話を聞く上で一番大事な事は、「その話、知りたいです! ちゃんと聞きたいです!」というマインドがないといけないんです。
そうしないと、相手の投げた「言葉」というボールを、正面から受け止めることが出来ないものなんです。

なので、【対話は「聞く」が7割!『聞く力・質問する力』を伸ばすワークショップ】では、その辺のお話をしています。

耳で空気を読むには、「慣れ」と「集中」が必要なんです

さて、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を体験した時に実感したんですけど、視覚が失われると、耳ってすごく研ぎ澄まされるんです。
そして、あの中で暗闇を体験した記憶って、今もかなり鮮やかに残っています。
ほかのワークショップやセミナーよりも、記憶の残り方が強いように思います。
もっとも、ほかのイベントよりも「未知の体験度」が高かったので、そのインパクトの強さも、記憶の残り方に影響しているのだと思いますが、脳の働きも無関係ではないでしょう。あの時、暗闇のツアーを終えて、薄明かりのリビングに辿り着くと、すぐに視覚情報が優勢を占めて、さっきまで聞こえていたような音が聞こえなくなったのを、本当に肌で実感しましたからね。面白いものです。

やっぱり、聴覚をフルに活かすには、集中力が必要です。

目からは、労せずして大量の情報が飛び込んできますからね。

というわけで、当社で開催している【対話は「聞く」が7割!『聞く力・質問する力』を伸ばすワークショップ】も、今まで以上にお役に立てるように、継続的にブラッシュアップしてまいります。

次回は 3月31日(土)18:30~21:00の開催となります。
何卒よろしくお願い申し上げます。

加藤先生のご著書も、これから拝読させていただきたいと思います!