TBSラジオ『有馬隼人とらじおと山瀬まみと』HPより

こんばんは、株式会社プラップル コピーライターで
ソコキコ™オフィシャルトレーナーの佐藤秀治です。

1月4日のTBSラジオ『有馬隼人とらじおと山瀬まみ
と』に、芸人で、独自の「五星三心占い」で人気
占い師・ゲッターズ飯田氏がゲスト出演していまし
て、その話が予想以上に面白かったんです。

  

ゲッターズ飯田(以下、G):人間って、5パターンの人間と、3つの心のリズムしかないんですよ」

 TBSラジオ『有馬隼人とらじおと山瀬まみと』2019年1月4日放送より

もう少し、書き起こします。

G:人間って、ものすごい実は単純に出来ていて。パターン数で言うと人間って実は5人しかいないんですよ。ただ、その、ま、リズムみたいなものを複数持っているので複雑に見えるだけで、一個一個紐解いていくと、ものすごく単純に出来てるんですよ。
有馬隼人:へぇー。

G:でまあ、運気いいとき、(運気が)普通、運気悪い…というか、「裏運気」と僕は言うんですけど、この3つの流れが入り組んでいるので、より複雑に見えてるだけで、グワーッと紐解いていくと、中国の元々の「五行」っていう占いに基づいて、「5」と「3」というところに行きつくことが分かって、「五星三心占い」っていう名前を作って。だからものすごいシンプルな占い、ってか昔の占いに戻したみたいな……っていうのを現代訳してるみたいな。

有馬:それが、ゲッターズさん流に編み出した…
G:ま、そうですね。編み出したというか元々あったものを……。僕はアレンジャーでしかないんですよ。占いはもう、世の中に出切っているので。

 TBSラジオ『有馬隼人とらじおと山瀬まみと』2019年1月4日放送より

「人間は5パターンだけ」って、結構大胆な感じです
が本当にそうなのかもしれませんね。

土台は5種類で、その上にみんなそれぞれ飾り立てられ
ているようなイメージでしょうか。

中国の「五行」というのは、万物は木・火・
土・金・水の5種類の元素からなる
という「五行
思想」のことでしょうか。

人間は、ものすごく単純に出来ている

という話で思い出したのが、心理学者アルフレッド・
アドラーの次の言葉。

人生が困難なのではない。
あなたが人生を困難にしているのだ。
人生は、きわめてシンプルである。

 『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(ダイヤモンド社)より

文脈は異なりますが、「人間は5パターンだけ」
いう話と「人生はシンプル」という思想は、通じる
ものがありますよね。

「人生はシンプル」と言われても、そう簡単に
信じられない人もいると思います。

私なりに補足すれば、

何かを成すには、やらなきゃならない。

行動しなければ、何も起こらない。

「幸せ」になりたかったら、「自分の側にある幸せ」
に気づかなきゃいけない。

……そういうシンプルさなんだろうなぁ、と。

しかし、ゲッターズ飯田氏の話で、強く印象に
残った話はこれだけではありません。

少し書き起こします。

有馬:なんかそのぉ、開運っていうか、よく言うじゃないですか「運気を呼び込む生活習慣」とか、あるじゃないですか。
G:あります。
有馬:それって(笑)本当かな?って思っちゃうんですけど。

G:「閉運(へいうん)」って言葉、ないじゃないですか。
有馬:(感心したように)ないわ。

G:っていうことは、元々閉じてるんすよ、みんな。だから「開運」っていうんですよ。開け方をみんな知らないから。開ければいいんですよ。僕、常に言ってますけど、日本人…まぁ、今いろんなことありますけど、日本に生まれた時点で運いいんですよ。こんないい国ないからぁ。パスポート持てば世界中あちこち行けるし。
有馬:うん。

G:その時点でプラスに考えましょ、って。で、「運、呼び込もう」とか「幸運になろう」とし過ぎるんじゃなくて、「運いいわ」って、まず思ってください。そしたら勝手に開いてくるから。
有馬:へー。

G:それはねぇ、苦労していること、大変なこと、ありますけど。僕でも、トランプ大統領でも、安倍さんだろうが、誰でも、人生上手くいってる人なんて一人もいないですから。思い通りになってないから。
有馬:うん。

G:思い通りにならないけど、何となく楽しもうとするじゃないすか。そのためにエンタメがあったり、ゲームがあったり、いろんなものがあるので。うまくいかないことを嘆くより、うまくいかないのが当たり前だけど「そっか、今幸せなんだ」と思ったら、勝手に運が良くなるので、「運いい」とまず思うことが、すごい単純に「良くなる」ことなので。

 TBSラジオ『有馬隼人とらじおと山瀬まみと』2019年1月4日放送より

どうです?
いい話ですよね。

「運いいわ」って、まず思ってください。
そしたら勝手に開いてくるから。

いい話ですよね、これ。

占いとは話が変わっちゃいますけど、こういう考
え方って、ほかのいろんな哲学・思想とも通じて
いるなぁ、と。

いくら占いとはいえ、とことん突き詰めると、
やっぱり見えてくる境地っていうのは近しいもの
になるんだなぁ、と感じ入っちゃいました。

ちょっと大げさだと思うでしょ?

でも、私思ったんですよ、さっきの言葉って、
お釈迦様の言葉にも通じているなって。

それが、↓ この教えです。

 ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも清らかな心で話したり行ったりするならば、福楽はその人につき従う。――影がそのからだから離れないように。

 『ブッダ 真理の言葉・感興の言葉』中村 元 訳(岩波文庫 青302-1)10ぺージより

この言葉は、稲盛和夫氏も『京セラフィロソフィ』
の冒頭に引用していた教えの一節です。

「運がいい」「幸せだ」と心に思うことで
運が開かれ、幸福がついてくるのなら、
人生は、確かにシンプルだし、
人間って、実は単純に出来ているんだなって。

じゃぁ何で、いろんな苦悩があるんだろう……って
思いますよね?

アドラーは、こう言っています。

すべての悩みは対人関係の課題である。
仙人のような世捨て人さえも、
実は他人の目を気にしているのだ。

 『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(ダイヤモンド社)より

人と人が、さまざまな視点を持って、
「ポジティブ」だったり「ネガティブ」だったり
いろんな感情と欲望を持って絡み合ってくるから
世の中は複雑怪奇に見えます。

でも、本質はシンプルなんだと。

そして、すべての課題を解決するのは、
自分の心ひとつなんだ
と。

そう考えると、勇気が湧きます。

アドラーは、こうも言っています。

陰口を言われても、嫌われても、
あなたが気にすることはない。
「相手があなたをどう感じるか」は
相手の課題なのだから。

 『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(ダイヤモンド社)より

これも勇気が湧きますよね。

でも、その逆もまた真なり。

たとえば私が、誰かの陰口を言ったり、嫌ったり
することは、実は「私の課題」
なんです。
人を呪えば穴二つ。
ちゃんと反省しないとなぁ……。

これ、最近になって、それなりに実感できる
ようになってきました。

他人は、自分の「鏡」なんだなって、
昔よりは素直に思えるようになってきました。

だからこそ、若い時よりも余計に、「対話」って
大事だなと思う
んです。

「運がいい」「幸せだ」と心に思うことって
言い換えれば、自分の人生を「人のせいにしない」
ってことでもあるんですよ。

だってそうでしょ?

「〇〇のせいで、私は不幸だ。」

「運が悪いから、こうなるんだ。」

↑ こういう言葉は、誰かに・何かに責任転嫁する
発言なんですよ。

もう一度、お釈迦様の言葉を引用します。

ものごとは心にもとづき、
心を主とし、
心によってつくり出される。

人がみんな、ポジティブな心を持って、互いを
尊重して、相互理解を促すコミュニケーション
か行える世の中になったら、

きっと世界は理想
的な姿に近づけるんだろうな

と、素直に思って
います。

実際、見栄も張らず、虚勢も張らない「人生の
素敵な先輩たち」が集まっている場に身を置か
せていただくと、本当に心地良かったんですよ。

自分も精進したいと思います。

  

たまには、占いで気分転換するのもいいかも知
れませんね。

そして、対人関係の課題を解消するのは、
自分の心構えと、実りあるコミュニケーション!

今日も、「対話は“気づき”の宝箱」というキャッチ
フレーズを忘れずに、頑張りたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!