『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』Blu-rayディスク

忘れもしない、小学校6年生の時に、友達と一緒に
歌舞伎町の新宿プラザで鑑賞しました、この映画!

そう、『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』!
(1983年)
下の写真は、その時購入したパンフレットです。
劇場名も入っています。

『スターウォーズ/ジェダイの復讐』発公開時パンフレット

今では、
『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』
というタイトルになっていますが、当時は
『帰還』ではなく、『復讐』でした。

原題が「Return of the jedi」となっているのに
なぜ「復讐」なのだろう?
と、子どもながらに戸惑ったものですが、
まぁ、そんなことはどうでもいいんです。

何と言っても、「宙ぶらりん」で終わった前作
『~/帝国の逆襲』から3年も待たされた続編にして
「スター・ウォーズが、この作品で完結する!」と
あって期待値はマックス状態。

ワクワクしながら観てました。

そして、大満足。

特に、スピーダー・バイクで密林の中を疾走する
シーンは、当時としては画期的!

CG全盛時の今に生まれたうちの息子などが見ると
「すごい安っぽい」なんて生意気をいうんですが、
リアルタイムでこれを観た私たちの受けた衝撃は
非常に大きかったですし、
この後制作される映画でも、盛んに真似された
表現でした。

本当にすごかったです。

とにかく、百聞は一見にしかず。
ストーリーにはあまり言及しませんので、
未見の方は、ぜひBlu-rayでご覧ください。

私は当時本当に、スター・ウォーズ3作の中でも
一番展開が派手で分かりやすくて、
「反乱軍の勝利」という爽快感が味わえるこの
トリロジー最終作が一番大好きで、
下敷きなどのグッズも愛用していました。

↓これが当時購入して、学校にも持って行って
使っていた下敷き。30年以上前のグッズがちゃんと
残っているのが、エライでしょ。

『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』の下敷き

私は小学生だったからか、どうなのか。
新キャラのイウォーク族も大好きだったのですが、
このキャラクターが賛否両論でした!

SFマニア?に疎まれた、イウォーク族

どうやら大学生以上(?)のスター・ウォーズファン
というか、SF好きな人たちからは、「ぬいぐるみ」と
バカにされていることを、後から知って、衝撃を
受けた記憶があります。

だって、あんなに可愛いのに。

それに、あのキャラクターは、文明と隔絶した種族…
つまりは、白人社会から見たアフリカの暗喩のような
存在で、スター・ウォーズの物語構造としては、
非常に重要な存在だったと思うんですけどね……。

でも「スター・ウォーズによって、SFが認められた」と
喜んでいた世代にとって、ぬいぐるみ感丸出しの
イウォーク族の登場は、「お子様受け」を狙った
ちゃちなキャラクターとしての側面が目立ち過ぎて、
せっかくSFが「子ども向けの空想物語」というレッテル
から脱して、確固たる地位を得ようとしていたその勢いを
救い主であるスター・ウォーズが、自ら世間の認知を
逆回転させようとしている、と映ったようです。

後年、『イウォーク・アドベンチャー』(1984年)、
『エンドア/魔空の妖精』(1985年)というTV映画が
作られると、(そういった層が読む)雑誌などでは、
かなり叩かれていた記憶があります。

実際、この2本のTV映画は、ただの家族向けTV映画で
あって、劇場公開して1300円(当時の大人料金は
大体このくらいだったはず)を取るような代物では
ありませんでしたので、叩かれるのは当然ですが……。

この時の、イウォーク族をめぐる賛否両論に近いことが、
後に制作される『スター・ウォーズ/ファントム・メナス』
で繰り返されることになりますが、その話は、また後日。

しかし、未だにオールドファンから「ぬいぐるみ」呼ばわり
されるイウォーク族が愛らしい…。

ここから始まる、スター・ウォーズ ファン 妄想の日々

さて、突然ですが、ここでクイズです。

ここまでの記述の中に、1つ、大きなウソがあります。

それが何だか、分かりますか?

……

答えは、
「スター・ウォーズが、この作品で完結する!」と
あって期待値はマックス状態。

この一文でした!

なぜか!?

それは、当時すでに
「スター・ウォーズは、全9話!」と知れ渡っていたから。

公開当時のパンフレットにも、以下の文章が掲載されていま
した。一部引用しますので、ご覧ください。

 (前略)製作総指揮のジョージ・ルーカスが、「スター・ウォーズ」を全9話からなる雄大な宇宙神話として作る計画で、3つの各々独立した3部作にわかれ、「スター・ウォーズ」(4話)、「帝国の逆襲」(5話)に続いて「ジェダイの復讐」は6話にあたる。これでルーク・スカイウォーカーやレイア姫、ハン・ソロが活躍した一挿話が完結し、次回はルークたちの前の世代に当る第1話から3部作の物語が作られ、そのあとで7話から終結の9話に到る。
 今回は中間3部作のフィナーレだけに、シリーズ最高の3250万ドル(約74億7500万円)という空前の制作費が投入されて、超大作となった。

 公開時のパンフレット「INTRODUCTION」より抜粋引用

そうなんです。

だから、先の一文を正確に直すと、

「ルークたちの物語が、この作品で完結する!」と
あって期待値はマックス状態。

なのです。

しかし、この後、私たちファンを、悲劇が襲います。

これまで3年単位で発表されてきた『スター・ウォーズ』。

次の『エピソード1』も、きっと1896年頃には観られるはず、
と思っていたのに、なしのつぶて。

製作開始のニュースどころか、脚本執筆開始の吉報さえ届かない…。

なぜなんだルーカス!

と思っていたら、一回、「ほかのエピソードを作るのは
諦めた」的な噂が流れてきたり……。

その間、スピンオフ小説とかが大量に発表されて、
ファンはヤキモキ。

何のかんのあって、『~エピソード1/ファントム・メナス』が
公開されたのが1999年ですからね。

16年も待たされたんですよ。

この間の、私たちファンの飢餓感たるや……。

そして、待たされた結果、登場した
『~エピソード1/ファントム・メナス』(1999年)に抱いた
複雑な感情……。

そのお話は、また次回!

とにかく『スター・ウォーズ』未見の方は
旧3部作となるエピソード4~6 を先に観て、
それから、新三部作 エピソード1~3 を
観るというコースをお勧めします。

  

【作品メモ】
1983年、アメリカ。
 「スター・ウォーズ」「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」につぐシリーズ第3作が、ついにやってくる。前2作は全世界で9億ドル(約2070億円)という空前の興行大記録を樹立。キャラクター商品は20億ドル(約4600億円)を稼ぎ映画史上最大の成功作となった。(中略)ルーカスは公開までストーリーや新しいキャラクターの発表を抑え徹底した秘密主義を通しており、出演者さえも撮影中に結末を知らされていないという徹底ぶりだった。
 第1作でルークが住み、オビ・ワン・ケノビと出会った砂漠の惑星タトゥーインが、今回ふたたび舞台となり、残忍非常な怪物ジャバ・ザ・ハットが悪役ぶりをたっぷり見せてくれると同時に、新しい怪物が、この惑星で意識をとりもどし生命を与えられた。100種類に近いE・Tが今回登場するのも話題である。
(公開当時のパンフレット「INTRODUCTION」より抜粋引用)

【製作総指揮 ストーリー/脚本】ジョージ・ルーカス
【監督】リチャード・マーカント
【製作】ハワード・カザンシャン
【脚本】ローレンス・キャスダン
【音楽】ジョン・ウィリアムズ
【特殊視覚効果】リチャード・エドランド:デニス・ミューレ:ケン・ローストン
【キャスト】ルーク・スカイウォーカー/マーク・ハミル:レイア・オーガナ/キャリー・フィッシャー:ハン・ソロ/ハリソン・フォード:ダース・ベイダー/デビッド・プラウズ:オビ・ワン・ケノビ/アレック・ギネス:C-3PO/アンソニー・ダニエルズ:R2-D2/ケニー・ベイカー:ランド・カルリシアン/ビリー・ディー・ウィリアムス:チューバッカ/ピーター・メイヒュー:ヨーダ/フランク・オズ ほか

本編:オリジナル版 133分、特別版136分(現在、普通に手に入るのは「特別版」)


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