圧倒的完成度! 前作以上のエンターテイメント!

『インクレディブル・ファミリー』ポスター

待ちに待った、作品です。
私がピクサー作品の中でも特に好きなのが、
名匠ブラッド・バード監督の
『Mr.インクレディブル』!

あの作品が公開されたのが2004年!
待ちに待った14年ぶりの続編!

まー楽しみで楽しみで、公開2日目で
観てきましたが、最高です!!!

ひと足先に公開されたアメリカで、
アニメーション映画史上No.1の
オープニング興収を記録したのも納得。
(公開3日間で1億8000万ドルを突破)

以下、ネタバレなしでご紹介します。
前作が好きなら、絶対にお見逃しなく!

怒涛の展開でヒーロー満喫!
愛情たっぷりの家族模様も満喫!

映画は、前作『Mr.インクレディブル』の
ラストシーンの続きから始まります。

愛すべきジャック・ジャック(末っ子)も、
赤ちゃんのままです。

キャラクターは年を取っていません。
これがうれしい。

でも、前作の公開から10年以上経過してから
この映画に取り組んだことを考えると、
成長したヴァイオレット(長女)や
ダッシュ(長男)の姿を描きたくなるのも
人情ではないか…とも思ったのですが、
監督のビジョンは明確でした。

びあ映画生活のこちらの記事→「ブラッド・
バード監督が語る、『インクレディブル・
ファミリー』メガヒットの秘密」
から、
一部引用させていただきます(↓)。

「(前略) 実は僕は5人の“インクレディブル・ファミリー”のそれぞれが持つスーパーパワー、それをキャラクターの年齢や役割に合わせて決めているんだ。つまり、パパのボブは一家の大黒柱だから怪力を持ち、ママのヘレンはたくさんの家事をこなすからゴムのように体が伸びる。長女のヴァイオレットは思春期真っ只中の少女らしく、恥ずかしくて身を隠したくなったり、自分の殻に閉じこもったりする。だから透明になったり、シールド能力を持たせた。ダッシュの年齢の少年は片時もじっとしていないから秒速で走るパワー、赤ちゃんのジャックジャックは何をしでかすか分からないので未知数の力を与えたんだ。もし彼らを成長させたら、このスーパーパワーも変えなくてはいけなくなる。僕の頭には最初から、14年後の彼らを見せるつもりはなかったんだ」

今回、主にヒーローとして大活躍するのが
ママであるイラスティガール(ヒーロー名)。
新しい仕事に興奮しながらも、
家族のことが頭を離れない素敵なママさん。

パパのMr.インクレディブルは、
これまで仕事(ヒーロー)に生きがいを
燃やしていた情熱を持て余しながら、
子どもたちに頼られる父親を目指して奮闘。

何しろ、ママが完璧だから、
パパが家事を任されても、
どうもうまくいかない。

赤ん坊の世話も大変だし、
息子の算数の宿題も大変。
娘の機嫌を損なわないようにするのは
さらに大変。

この悲哀……痛いほど良く分かりますw

そして、子どもたちは自分のペース。

ヴァイオレットは、思春期恋愛続行中。

ダッシュは、ホントにうちの息子を見ている
かのような、分かりやすいヤンチャっぷり。

この家族のドラマが本当に面白い。

親目線で観ている私は、涙腺緩むし、
息子世代(小学生)も大いに楽しめるし、
うちの中学生の娘が観ても笑えるはず。
(子どもたちは未見。でも上記は確信)

ファミリームービーとして、まったくもって
文句のつけようがない完成度でしょう。

そして、ヒーローとしての活躍!

前作以上にスピーディーかつ迫力のある
アクションシーンは、CG技術の向上も
影響しているかと。

とにかく、映画の冒頭からエンディングまで、
一瞬たりとも観客を飽きさせません。

この無駄のないストーリー展開がすごい。

さらに、このスピード感で、きめ細かく
アイデアを盛り込んでくる職人芸がすごい。

本当にブラッド・バード監督は最高です。

そして、エンドクレジットも、席を立たずに
最後まで鑑賞することをお勧めします。
あのBGMは、必聴です!

同時上映の『BAO』で、すでに落涙

と、これ以上本作に言及するとネタバレの
恐れがあるので、切り上げますが、
言っておきたいことが後1つ。

それが、ピクサー作品名物の同時上映
ショートフィルム!

今回は、中国生まれカナダ育ちの
ドミー・シー監督による『BAO』。

これ、今までの同時上映作品の中で一番かも!

この作品も、親子の物語。
泣き声以外にセリフはありませんが、母の愛情が
痛いほど心に沁みてきます。必見!

  

【作品メモ】
2018年、アメリカ。ピクサー・アニメーション・スタジオ/ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ製作。原題は『Incredibles 2』。前作も家族全員を主語とした原題(『The Incredibles』)であったが、パパ個人を主題にした邦題『Mr.インクレディブル』となっていた。適当に考えると『Mr.インクレディブル 2』でも良かったのであろうが、今回は前作以上に「家族」が重要になっていることもあり、『インクレディブル・ファミリー』という邦題に落ち着いたと推測。
個人的には、今回のブログを書いていて初めて、ヴァイオレットの吹き替えが綾瀬はるかだったことに気づきました!
●2018年6月15日に全米で公開され、公開3日間の興行収入が1億8000万ドルを突破し、『ファインディング・ドリー』の1億3510万ドルを大きく上回り、アニメーション映画としては歴代1位のオープニング記録となった。そして、公開から24日時点での累計興行収入が約5億438万ドルとなり、アニメーション史上歴代最大のヒット作となった。また、累計興行収入が5億ドルを突破した作品としても初のアニメーション作品となる。(●以下、Wikipediaより引用)

【監督&脚本】ブラッド・バード
【製作】ジョン・ウォーカー ニコル・パラディス・グリンドル
【製作総指揮】ジョン・ラセター
【オリジナルスコア】マイケル・ジアッキーノ

【キャスト】ボブ・パー(Mr.インクレディブル)/クレイグ・T・ネルソン(三浦友和):ヘレン・パー(イラスティガール)/ホリー・ハンター(黒木瞳):ヴァイオレット・パー/サラ・ヴォーウェル(綾瀬はるか):ダッシェル・ロバート・パー(ダッシュ)/ハック・ミルナー(山崎智史):ルシアス・ベスト(フロゾン)/サミュエル・L・ジャクソン(斎藤志郎):エドナ・モード/ブラッド・バード(後藤哲夫) ほか

本編:118分