TOHOシネマズ新宿にて。ストーム・トルーパーのコスプレイヤー2人

私は、1978年に『スター・ウォーズ』を映画館で鑑賞して以来、
一貫して『スター・ウォーズ』を愛し続けてきたファンです。

『スター・ウォーズ』は、VHSの時代から、何度買い直してきたことか…。
今は、エピソード1~6を収めたBlu-ray BOXが拠り所です。

本ブログのルールは「好きな映画しか掲載しない」ことなのですが、
スター・ウォーズの最新作に関しては、その禁を破って、
ひっそりと記載しておきます。

「『最後のジェダイ』は最高だった!」「大好き!」という方は、
ここから先は読まずに、無視してください。
お願いいたします。

そして、ネタバレばっかりなので、
「まだ見てない!」
「これから見るから楽しみにしている!」
という方も、このエントリーは無視してください。

よろしくお願いいたします。

===以下、ネタバレばっかり。===================

12月15日、公開初日のレイトショーで鑑賞してきました。

素直な感想は「『フォースの覚醒』よりはマシ」というもの。

少なくとも、ルークの死に際は汚されなかった。
それだけは、少し救いでした。

でもねぇ……。

宇宙服も着ないで宇宙空間に投げ出されて、しかも、推進力を生み出す機械も何も持っていないのに、
それでも自力で宇宙空間を移動して、宇宙船に生還したキャラクターを生まれて初めて見ました。

あの衝撃は忘れません。
レイアの手や顔に霜がおりていて、長々とアップになった時は
「ああ、キャリー・フィッシャーの追悼を含めて、レイアの死を派手に盛り立てているんだなぁ」と
ちょっとしんみりしてたんですよ、私。

でも、その後、レイアが目を見開いて、まるでメリー・ポピンズのように、
宇宙空間をスーッと移動するもんだから、本当に驚きましたね。
「さすがに、これはダメだろう」と。これで、シラケない人がいるのか、と。

あのシーンを見た時に、いろいろ諦めがつきました。
さすがに笑うしかないですよね、あれは。

そして、相変わらず中二病をこじらせているカイロ・レン。
今回は、レイに「遠距離片思い」。

同世代の人は、きっと『キックオフ』を思い出したはず。

個人的には『逆襲のシャア』のクェスとハサウェイも少しダブって見えました。
特に、カイロ・レンとハサウェイ。
あの自己中ぶりは見事です。

宇宙のはるか彼方に入る二人が、なぜかフォースでつながって、
互いに見つめ合って話し合いますが、
レイは、ハン・ソロを殺したレンに怒っています。

レンは、レイに速攻で惚れてしまった様子(にしか見えない! 笑える)

そもそも、アムロとシャアだって、同じ戦場にいなければ意識がつながらないのに、レイとレンのこの遠距離通話ぶりには驚くほかないです。

しかし、これもスノークの仕組んだ罠だと分かるのですが……そんな超絶的なパワーを持ったスノークが、目の前にいる弟子の裏切りに気が付かない。
これもびっくりです。

まったくもってビックリです。

すげーあっさり死ぬじゃん!!!!!

そしてレン!
すげーあっさり振られた上に、すげーあっさり惚れた女に刃を向けるじゃん!!!!!
ダメ男っぷりが止まらない!!!!!

そして、今回カイロ・レン以上のダメっぷりを見せるのが、ポー・ダメロン!
歩く自己中!
燃える自己中!
顔が暑苦しい!!!

徹頭徹尾、命令無視・命令違反を繰り返し、多くの仲間を自分の判断ミスから失っても特に落ち込む様子も見せず、レイア達指導者層に噛みつき続けます。
本当にビックリするようなキャラクターに育ちました。

まあ、爆撃隊を全滅させてしまった責任が、ダメロンにあるとも言えないんですけどね。
非常にシナリオが雑です。

反乱軍は、まったく軍隊の体をなしていません。
しかも人数が、ものすごい少ない!!!!!

国会前で「安倍反対」とシュプレヒコールを延々と繰り返すデモ隊並みに人数が少ない。

そんな人数で、何であんな最新兵器を大量に持っているファーストオーダーに勝てると思っているのか……。

まぁ、しかしそこは「レイアが、すごい」の一言で済ませてしまいましょう。
それが一番平和です。

でも、新キャラのホルド中将は素敵でした。
この作品における、オアシスのような存在です。
素敵です。
彼女の活躍で、気を取り直すことができました。感謝。

彼女の決意を見たダメロンは、落ち着きを取り戻して、成長した……っぽいです。
次作では、反乱軍の立派な指導者に出世することでしょう。
きっとそうなんでしょう。

そして、フィンと整備士のロマンスは、多くの仲間を見殺しにする勢いで盛り上がります。
劇場で目が点になりました。

そんなこんなをかき消すようにルークが最後に大活躍……。
これは、まぁまぁいい感じかな。

CGヨーダ(※)が登場したのは素直にうれしかったのですが、
死ぬ間際の、やつれた姿を再現しなくても良かったのでは?
  ※注:これは私の勘違いでした。あのヨーダは、CGではなく、『帝国の逆襲』で使われた
   ヨーダの型を使って新たに作られた人形でした。そして、撮影時にその人形を操ったのは
   フランク・オズ御大であったとのこと。
   (2018年1月11日追記:出典「WIRED」https://wired.jp/2018/01/07/rian-johnson-star-wars/)

そして最後……レイアは言います。
反乱軍が巻き返すための準備は整っているのだ、と。

それは恐らく、遠くの星でルークの活躍を伝え聞いた(誰が伝えたんだ???)少年たちが10年後ぐらいに反乱軍に加わることを期待した……ということかしら?????

あ、ルークの活躍を、奴隷暮らしの少年までが知っているってことは、銀河中の人たちの耳に入って、多くの人の士気を高めたってことかな。そして、そういう人たちが合流するんだ、と。

そういうことでいいのかな?

しかし、レイアを演じるキャリー・フィッシャーは、もうこの世にいません。
次回作ではどうするんでしょうか。
気になると言えば、気になります。

ダメロンが強引に指揮して、フィンがまた逃げる。

そんな規律正しい反乱軍の姿を楽しめるのではないでしょうか?

親の愛情を一切知らなかったレイの方が、立派な人格に育っている……あ、でもルークをいきなり後ろからどついてたな。
あー、もういいや。考えるのやめます。

そのほか、突っ込みどころ満載で、正直、まともに評価する気になれないのですが、

ジョージ・ルーカスは代理人を通して「Beautifully Made.(見事な出来だ。)」と称賛した

 Wikipediaより

ということなので、一応、それを鵜呑みにしておきます。
自分に言い聞かせておきます。
でも、「Beautifully Made」って、そんなに絶賛しているニュアンスではないような……。
前作鑑賞後の発言が、失言扱いされましたからねぇ……。

なんというか
「(無理やりいろいろ詰め込んだ脚本を)綺麗にまとめたね!」
と言っているような気さえしてきます。

多分、そういうことなんですよね? ルーカス御大!

「ディズニーは懐古趣味」とルーカス氏

 米SF映画の金字塔「スター・ウォーズ(SW)」シリーズの生みの親、ジョージ・ルーカス監督(71)が、自分の手を離れ米ディズニーによって製作されたシリーズ最新作「エピソード7/フォースの覚醒」(J・J・エイブラムス監督)をあからさまに批判したうえ、自分がSWの全権利を米ディズニーに売却したことを「奴隷業者(ホワイト・スレーバーズ)に(SWを)売ってしまった」と嘆いたことで、米娯楽業界が騒然としている。ルーカス監督は「奴隷業者」発言こそ謝罪したが、エピソード7の作風に関してはSWのオールドファンからも非難や不満が出ており、これを機にSW論争に火が付きそうだ。

 産経ニュース 2016.1.4 20:00
『スター・ウォーズ生みの親・ルーカス監督が「フォースの覚醒」を批判 ディズニーへの売却を「奴隷業者に売ってしまった…」』より抜粋引用
(http://www.sankei.com/entertainments/news/160103/ent1601030008-n1.html)

ちなみに、『フォースの覚醒』についても書こうと思ったのですが、一切のユーモアを挟む余裕もなかったので、ボツにしました。
あの作品には、愛を注ぐ余地がありません。

あしからず。

追記(2018年1月10日)

今日、スター・ウォーズ好きな人とこの作品の話題になった時に、自分が見逃していた要素があったことに気付きました。それがラストシーン。

ルークの活躍を伝え聞いて、希望を抱く少年が「フォースを使って、ほうきを手元に引き寄せた」という場面です。

正直にいって、私、このシーンを見ていませんでした。
スクリーンを凝視する気力を完全に失っていたんですね。
会社の女の子も、ちゃんとこのシーンを認識していました。
いったい私は、どれだけ気力を失っていたのでしょうか……。

教えてくれた彼は、言っていました。
「誰でもフォースが使えるなんて……ちょっと……」

いやもうホント、それにつきます。

そして彼は、こう言っていました。
「……まだ、前作の『フォースの覚醒』の方がマシだった」と。

しかし、私としては『フォースの覚醒』は、記憶から抹消したいレベル。

年末、心を洗うために久しぶりに視聴した『スター・ウォーズ エピソードⅢ/シスの復讐』が、今まで何度となく見返してきた中でも特に素晴らしく感じられたのは、『最後のジェダイ』にがっかりした上に『フォースの覚醒』を思い出してしまったダメージで、スター・ウォーズ正史に飢えていたからなんだろうなぁ……(遠い目)。

(↓追記ついでにお土産画像もアップしておきます。)

上海の地下鉄で見かけた「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の広告

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