『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』Blu-rayディスク盤面

今回は、スター・ウォーズ サーガの5本目となるこの作品
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』
(2002年)について振り返っていきたいと思います。

ラジー賞 最低脚本賞受賞?
それがどうした!!

始めに断言しておきます。

私は、この『~クローンの攻撃』がかなり好きです。

正統なスター・ウォーズ サーガ 全6編の中でも
BGVとして出動する確立は、かなり高いです。

理由は、旧3部作において伝説的な存在に過ぎな
かったジェダイ騎士たちの闘いが、ふんだんに
鑑賞できるから!

特に中盤、これまで空想するほかなかった過去の
ジェダイ・ナイトたちがそろい踏みするシーンは
何べん観ても楽しいものです。

ロードショー当時、先行オールナイト上映を行った
新宿プラザ場内は、主人公であり、本作で青年に
なったアナキン・スカイウォーカーと、惑星ナブー
の王女であるパドメの危機に、悠然と現れた
メイス・ウィンドゥ(サミュエル・L・ジャクソン)
の足元が映った段階で、拍手と歓声に包まれたも
のです。

そうなんです!
私たちは、ジェダイの闘いが見たかったんです!

言葉でしか知らなかった「クローン戦争」を
この目で見たかったんです!

だって、男の子ですから。

しかし、私がこよなく愛する『~クローンの攻撃』
には、汚名があります。

それが、ダメ映画を決める裏アカデミー賞こと
ゴールデンラズベリー賞
(第23回)において

  • 最低脚本賞
  • 最低助演男優賞

を受賞しているということです。

受賞理由は、多分……

  • 青年になったアナキンがダークサイドに近づいていく過程の人間ドラマが希薄である
  • アナキンとパドメのロマンスがご都合主義に過ぎる

ということに関して、批判が集まった証拠だと思い
ます。

でもね、あえて言います。

ルーカスにスマートな恋愛ドラマ
なんて期待しても無駄!

と。

いいですか?
ジョージ・ルーカスの出世作である
『アメリカン・グラフィティ』(1973年)でも
分かるように、基本的にルーカスの映画には

ダサさ

が付きまとうんです。

『THX-1138』でも『スター・ウォーズ』でも
『インディ・ジョーンズ』でも『ウィロー』でも
『ラビリンス/魔王の迷宮』でも
『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀』でも
ずーっと「垢抜けない何か」を感じさせるのが、
ルーカス作品の特徴でもあります。

(『インディ~』に関しては、スピルバーグも
“ヒロインが不細工になりがち”という病を抱えて
いますので、2人の相乗効果があります。)

だから、アナキンとパドメのロマンスを、スマー
トに演出するなんて期待しなくていいんです。

もっとも、アナキンがダークサイドに近づいてい
く過程に関しては「もっと丁寧に描いて欲しかっ
たな」という想いはあります。

でも、いいんです。

母を救うために強い怒りを禁じ得なかった経緯
はきちんと伝わっていますから。それで十分です。

『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』公開当時のパンフレット中面

見どころはフルCGで
生まれ変わったヨーダの
アクション!

私、この映画を最初に観たのは、2002年7月12日の
先行オールナイトでした。

例によって、場内はライトセーバーを掲げた
ファン、コスプレしたファンで満杯です。

上述したように、メイス・ウィンドゥの登場
シーンでは拍手喝采が起きました。

そして、もうひとつ……

私たちスター・ウォーズ ファンが待ち望んでいた
作品内イベントがありました。

それはもちろん、ヨーダの戦闘!

私たちは、1980年に『~帝国の逆襲』で、ヨボヨボの
ジェダイ・マスター、ヨーダに出会ってから22年の時
を経て、初めてライトセーバーを振るって闘う、戦士
としてのヨーダの雄姿を目にする
ことになるのです。

緊張しました。

そして、この作品で初めて登場した悪役・ドゥークー
伯爵との決闘が始まります。

固唾を飲む館内。

全員が真剣に見つめるスクリーンで繰り広げられたの
は、予想だにしなかったほどアクロバティックなヨー
ダの動きでした。

それはまるで、猿のよう。

軽快に、ぴょんぴょん飛び跳ねています。

正直ビックリしました。

もっと貫禄のある闘い方をするかと思っていたのに
こんなに飛び跳ねるのか! と。

そして場内に、軽く笑い声が起きました。

これは忘れられません。

ヨーダの初戦闘は、コアなファンの集まりの中で、
ちょっとした「笑い」を呼び起こしたのです。

私たちファンが、もっとも敬意を払っていた
キャラクターが、ヨーダだと言っていいでしょう。

そのヨーダのアクションは、私たちの予想を超えて
いて、どうリアクションしていいか分からなかった
のです。

それが正直な感想です。

私は、あの日の「笑い声」を忘れられずにいます。

ある種、トラウマだと言っていいでしょう。

そしてパドメの美しさ…

さて、そんな『~クローンの攻撃』ですが、映画史に
おいて、非常に重要な役割も果たしています。

それが、デジタル上映です。

前作『~ファントム・メナス』でデジタル撮影を
いち早く取り入れたジョージ・ルーカスは、
この作品で、全編デジタル撮影を敢行。

上映に関しても当初は、DLPによるデジタル上映しか
許さない旨発言していましたが、肝心の映画館への
DLP普及が進まず、フィルム上映も許可した経緯が
あります。

今となっては、当たり前に普及しているDLPですが、
当時はスピルバーグでさえデジタル撮影を避けるほど
普及していなかった技術/設備だったのです。

そうした最先端技術に、ドンドン突っ走っていくのが
ジョージ・ルーカスの素晴らしい所。

ロードショー直後にはフィルム上映が大半でしたが、
徐々にDLPの設備を導入した劇場が現れると、
予定通りデジタル上映が行われていきます。

日本にも、その波はやってきました。

と同時に、ひとつの噂(?)が駆け巡ります。

それは、

デジタル上映版の
『~クローンの攻撃』では、
パドメの乳首が分かる!

というものでした。

そうです。

パドメ・アミダラ = ナタリー・ポートマンです。

この噂が本当なら、私たち男の子にとっては、
大変に素晴らしい事件です。

喜び勇んで、DLP上映の劇場に足を運びました。

この時点で、劇場鑑賞3回目であったと思います。

そして、確かに白いコスチュームに、ナタリー・
ポートマンの乳首が響いているのが分かりました。

ああ、DLPによるデジタル上映って
本当に画質が違うんだな!

と実感した次第です。

ともあれ、この作品が、その圧倒的な興行力を背景に
「デジタル撮影・デジタル上映時代」の幕を開けた

です。これは、重大な出来事です。

かくてジョージ・ルーカスは、再び映画史にその名を
刻んだのです。

  

【作品メモ】
2002年、アメリカ。全編HD24Pによるデジタル撮影が行われた作品。
惑星ナブー侵略から10年。20歳になったアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)はジェダイの騎士オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)のパダワンになっていた。分離主義勢力と共和国の間で戦争の気運が高まる中、惑星ナブーの元女王であるパドメ・アミダラ議員(ナタリー・ポートマン)暗殺未遂事件が起こる。アミダラの護衛の命を受けたアナキンは、その過程で恋に落ちるとともに自らの暗黒面を知る。そして遂にアナキン、アミダラ、オビ=ワン・ケノービは激しさを増す銀河星系間の衝突とクローン大戦に身を投じることになる。(Amazon 商品説明より、あらすじを引用)

【監督・脚本・製作総指揮】ジョージ・ルーカス
【製作】リック・マッカラム
【撮影】デヴィッド・タッターサル
【編集】ポール・マーティン・スミス:ベン・バート
【音楽】ジョン・ウィリアムズ
【キャスト】クィーン・アミダラ(パドメ)/ナタリー・ポートマン:アナキン・スカイウォーカー/ヘイデン・クリステンセン:オビ=ワン・ケノービ/ユアン・マクレガー:パルパティーン議員/イアン・マクダーミド:シミ・スカイウォーカー/ペルニラ・アウグスト:ジャー・ジャー・ビンクス/アーメド・ベスト:C-3PO/アンソニー・ダニエルズ:R2-D2/ケニー・ベイカー:ヨーダ/フランク・オズ:ドゥークー伯爵/クリストファー・リー:ベイル・オーガナ/ジミー・スミッツ:ジャンゴ・フェット/テムエラ・モリソン:ボバ・フェット/ダニエル・ローガン:クワイ=ガン・ジン(声)/リーアム・ニーソン ほか

本編:143分

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